兵庫県漁場環境情報システムとは

1.兵庫県漁場環境情報システムとは
船の「水先案内人」と同じように、漁業者の皆様に今、海がどのようになっているかをお知らせ(案内)するホームページ (インターネット上の情報提供場)です。
2.兵庫県漁場環境情報システムで何がわかるの?
兵庫県漁場環境情報システムでは、人工衛星から取った海面の水温や渦の様子、 そして餌となる植物プランクトンの情報(海色)を毎日、分布図として提供しています。 下に2007年8月24日の海面水温と渦、植物プランクトンの分布図を例として示します。
2007年8月24日海面水温と渦 2007年8月24日植物プランクトン

3.分布図の水温や渦の様子は正確ですか?

人工衛星は毎日、日本の上空を飛ぶものから、数日毎に回ってくるものなど、得られるデータの性格には、 いろいろなタイプがあります。また、人工衛星に積まれている観測機器も、その精度や一度に得られる データの範囲が異なります。このため、提供される分布図は、ある瞬間々々の衛星画像を幾つか組み合わせて 作成することになります。従って、「分布図の同じ地点に船で行ったのに、水温が違っていた」とお叱りを 受けることもあるのですが、これは人工衛星で取った時間と船がその地点に到着した時間が異なること などが、原因と考えられます。潮目の位置や渦の様子などは、台風などを除けば大体のパターンは合っている ものと言えます。
4.何も見えないときがある!!
「兵庫県漁場環境情報システム」で毎日提供する分布図(衛星画像)には、海面水温や海色情報のように 雲があると海面の様子を捉えることができないものもあります。 MODISと呼ばれる観測機器を積んでいる人工衛星はこのような特徴を持っており、従って、 梅雨時のように雨雲が多いときには、まったく海面の様子は分からず真っ白な分布図となっていまします。 これに対し、衛星画像の中にはマイクロ波といった電波を使って観測するものもあり、 これは雲があろうとなかろうと海面の様子を捉えることができます。 AMSER−Eとよばれる衛星画像は梅雨時で雲の少ない分布図を提供してくれます。 また、渦の様子(海面高)もマイクロ波で測定するため、雲の影響を受けません。 下に梅雨時のMODIS海面水温とAMSER−E海面水温の分布図を示します。
2007年6月17日MODIS海面水温 2007年6月17日AMSR-E海面水温
上の2つの分布図を比べてみると、MODISの方が雲は多いけれど鮮明な画像が得られることがわかります。

5.兵庫県漁場環境情報システムの使い方

兵庫県漁場環境情報システムでは、毎日、海面水温・海色・海面高(渦)の分布を指定された海域毎に 見ることができます。従って、操作は以下の3つの手順となります。
  1. 見たい日付の指定
  2. 見たい海域の指定
  3. 見たい分布図の指定
(1)日付の指定
左図のように、見たい日付(年・月・日)を指定します。なお、衛星データは地上で受信してから画像にするまでの処理に時間がかかるため、最も新しいものでも、前日の分布図となるため、今日の海の分布図を見ることはできません。
(2)海域の指定
左図のように、見たい海域をリストから選びます。選択できる海域は以下のようです。
  1. 兵庫県
  2. 瀬戸内海東部
  3. 西日本
  4. 日本海南西部
(3)分布図の指定
衛星画像の選択
コンターの選択
その他の分布図の選択
左図のように、見たい衛星画像等(分布図)をリストから選び、チェックボタンに「レ」を入れます。また、等深線のような線(コンター)で見たいときも、分布図の種類を選び、チェックボタンに「レ」を入れます。選ぶことの出来る分布図は以下のようになり、「衛星画像+コンター」のように重ね合わせて表示する事ができます。

  • 衛星画像
    1. 海面水温(AMSR-E)
    2. 海面水温(MODIS)
    3. 海面高(渦)
    4. 海色/植物プランクトン(MODISクロロフィル)
  • コンター
    1. 海面水温(AMSR-E)
    2. 海面高(渦)
  • 海底地形図
  • 流れ
クロロフィルの濃度は、海域によって大きく変わることがありますので、見たい海域に適した濃度を4段階から選べるようになっています(その都度、スケールバー(虹色の表示部)も変化します)