
古くから明石で獲られてきた水産物からランダムに10問出題します。
漢字の読み方をカタカナで回答してください。
鱮
解説

25cmほどになり、体は側扁し、細かいウロコで覆われています。
定置網漁やかご網漁で混獲されますが、安定して取れないことや鮮度が落ちやすい魚なので多くは出荷されず放たれています。
身は水分がやや多いですが、塩焼きのほか焼いてから煮付けにしたり、南蛮漬けや一夜干しなど水分を飛ばし気味にすると癖もなく美味しくいただけます。
(写真提供:姫路市)
玉筋魚
解説

稚魚はシンコと呼ばれ、兵庫県ではイカナゴのシンコ漁が盛んです。
釜茹でにした「かなぎちりめん」の他、淡路島や播磨灘・大阪湾では、醤油や砂糖等で煮詰めた「釘煮」にして古くから食べられています。
近年漁獲量が激減しており、水産技術センターでは海洋内の栄養分を高める取り組みを進めています。
(写真提供:姫路市)
星海鰻鱺
解説

蒲焼きや蒸し穴子の他、鍋の具材にする等多様な調理方法があります。
瀬戸内海全域で漁獲量の多い魚でしたが、近年は漁獲量が激減しており試験研究が必要な魚となっています。
(写真提供:姫路市)
大口鰈
解説

ヒラメのこと。昔はヒラメもカレイと呼ばれていました。
全国に分布する高級魚の一つで、播磨灘では年間を通して底びき網やたて網漁で30~80cmのヒラメが漁獲されます。
晩秋から春にかけての低水温期が旬となり、刺身や昆布締め、あら煮、天ぷらなどで食されます。
(写真提供:姫路市)
鰆
解説

30~60cmをサゴシ、60~70cmをヤナギ、70cm~をサワラと呼ぶ出世魚です。播磨灘北部では、5~7月にかけて2隻の船を使って網で囲い込んで獲る”はなつぎ”と呼ばれる船びき網漁と、春から秋に行われる”ながせ”と呼ばれる流し刺網漁で漁獲します。
天ぷらや塩焼き、ソテーなど加熱料理に向いています。
(写真提供:姫路市)
車蝦
解説

体を丸めると車輪のような模様になるのでこの名があります。主に内海の砂泥底に生息していますが、全国的に環境悪化等で減少しており、天然資源を補う種苗放流が各地で行われています。
(写真提供:姫路市)
鱧
解説

体が細長く2m近くになる大型種です。鋭い犬歯を持っており、触れると深く刺さったり切れてしまうので注意が必要です。
播磨灘北部では、7月頃(産卵前)や晩秋が旬の魚です。
コンドロイチンが多く含まれており、湯引きをはじめ様々な調理方法で食されます。
(写真提供:姫路市)
蟹
解説

ズワイガニやガザミ等がいます。
ガザミはワタリガニとも呼ばれ、後ろの脚が平らなオール状になっており、泳ぐこともできます。播磨灘全域に生息しており、一年を通して底びき網漁やたて網漁で漁獲されます。
(写真はガザミ/写真提供:姫路市)
赤貝
解説

殻長10cmほどになり、ふくらみが大きく、殻表面は黒褐色の短毛に覆われた放射肋(ろく)が40数本あります。
播磨灘北部では、低水温期に底びき網漁で漁獲されます。
(写真提供:姫路市)

