
古くから明石で獲られてきた水産物からランダムに10問出題します。
漢字の読み方をカタカナで回答してください。
鱵
解説

下唇が爪楊枝のように突出した細長い魚です。播磨灘北部では、主に秋~初春に表層付近を曳く船びき網漁が行われます。
あっさりとしながらもサヨリならではの味わいがあり、刺身や塩焼き、すまし汁や素干し、みりん干し等にされます。
鰯
解説

日本の漁獲で「イワシ」といえば、ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシ、計3種を指します。
食卓に並ぶだけでなく、自然界でも魚食魚や海鳥類の重要な餌となっています。
(写真はマイワシ/写真提供:姫路市)
車蝦
解説

体を丸めると車輪のような模様になるのでこの名があります。主に内海の砂泥底に生息していますが、全国的に環境悪化等で減少しており、天然資源を補う種苗放流が各地で行われています。
(写真提供:姫路市)
蟹
解説

ズワイガニやガザミ等がいます。
ガザミはワタリガニとも呼ばれ、後ろの脚が平らなオール状になっており、泳ぐこともできます。播磨灘全域に生息しており、一年を通して底びき網漁やたて網漁で漁獲されます。
(写真はガザミ/写真提供:姫路市)
飯章魚
解説

100gほどの小型なタコで、小さなマダコに似ていますが、眼の下方に金色の輪模様があるのが特徴です。
主に秋から春に水揚げされ、単体での煮付けのほか、里芋との煮物などで食されます。
(写真提供:姫路市)
鯵
解説

多様な種類がいますが、アジというと主にマアジを指します。
同じ地域でも居付きと言われる尾びれや背びれの黄色いアジ(キアジ)と、沖合に棲む体色が黒っぽい回遊性(クロアジ)の2群があります。味や脂の乗りは居付きアジの評価が高いようです。
播磨灘では1年を通して定置網漁や巻き網漁で10数cmほどの小アジから、ヒラアジと呼ばれる20~25cmのアジが漁獲されています。
また、播磨灘ではマアジの他、主に高水温期にマルアジの漁獲量も多く、定置網漁や巻き網漁で漁獲されます。
(写真は居つきのマアジ/写真提供:姫路市)
鼬魚
解説

アイナメとも。大きな個体は60cmほどになりますが、播磨灘では40cmほどまでです。
関西では古くから白身の高級魚として扱われてきた魚の一つです。播磨灘北部ではおもにかご網漁や定置網漁で混獲されます。昔は沖廻し手繰り網でも漁獲されていました。
白身は焼き物や煮付け、刺身、霜降り造り等のほか、皮の湯引きは食感がよく通に好まれます。
(写真提供:姫路市)
鱠残魚
解説
シラウオのことも「鱠残魚」と書きますが、文献ではシロギスの地方名「キスゴ」のこと。播磨灘北部では主に底びき網漁で漁獲されます。
天ぷらや刺身、塩焼きをはじめ、様々な料理に利用できます。
鰤
解説

出世魚として広く知られ、関西ではモジャコ(~10cm)→ツバス(30~40cm)→ハマチ(40~50cm)→メジロ(50cm~80cm)→ブリ(80cm~)と呼び名が変わります。
5月頃に太平洋で流れ藻についたモジャコを採集し、いけすで大きく育てる海面養殖が主に西日本で行われています。
秋の深まりと共に味が良くなり、明石海峡ではハマチやブリを狙った釣り船で賑わいます。
(写真提供:姫路市)


