
古くから明石で獲られてきた水産物からランダムに10問出題します。
漢字の読み方をカタカナで回答してください。
魴
解説

出世魚として広く知られ、関西ではモジャコ(~10cm)→ツバス(30~40cm)→ハマチ(40~50cm)→メジロ(50cm~80cm)→ブリ(80cm~)と呼び名が変わります。
5月頃に太平洋で流れ藻についたモジャコを採集し、いけすで大きく育てる海面養殖が主に西日本で行われています。
秋の深まりと共に味が良くなり、明石海峡ではハマチやブリを狙った釣り船で賑わいます。
(写真はブリ/写真提供:姫路市)
白魚
解説

体長6~10cmほどの細く体幅の薄い半透明な魚です。千種川加工では、2~3月の短期間のみ産卵に来遊してくる親魚を狙った刺網漁が日暮れと共に行われ、春の風物詩となっています。
主に天ぷらや玉子とじ、吸い物にされます。
(写真提供:姫路市)
刀魚
解説

1.3mほどになります。刀のような形と輝きから主に「太刀魚」と書かれますが、海中では頭を上に向けて立ったようにして泳ぐため「立ち魚」も名の由来?と言われています。
播磨灘北部では、淡路島等でははえ縄漁、曳き縄漁が行われていますが、他では底びき網や定置網等で漁獲されます。大型魚ほど脂の乗りが良くなり、刺身の他、皮付で焼霜造り等で食されます。
(写真提供:姫路市)
箬鰈
解説

カレイの仲間で、カレイ目ササウシノシタ科およびウシノシタ科の魚の総称。主な漁獲対象としてはクロウシノシタ、イヌノシタ、コウライアカシタビラメ、アカシタビラメ等がいます。ムニエルやソテー、煮付け、塩焼き等が定番の食べ方です。
(写真はクロウシノシタ/写真提供:姫路市)
鮻
解説

グチ、シログチ等。浮袋を伸縮させてグーッ、グーッと音を出し、この音が愚痴を言っているようなので”グチ”と呼ばれています。
播磨灘ではほぼ1年中底びき網漁で漁獲されます。身に水分が多いので南蛮漬けや塩焼き、ムニエルやつみれ等で食されます。
鰡
解説

大きいものでは80cm近くなり、河口周辺や沿岸域に群れで生息しています。
冬場のボラは”寒ボラ”と呼ばれ、あっさりとしながらも旨みのある美味しい魚ですが、最近では、生息場所によっては肉に臭みがあることから、市場に出ることはあまりありません。
ボラの卵巣を塩漬けにした「カラスミ」は日本三大珍味の一つです。
(写真提供:姫路市)
鱩(または 鰰)
解説

冷たい海水にすむ魚で、100mより深い砂や泥の海底で暮らしており、底に潜ることもあります。冬の海の荒れ、雷が鳴るときによくとれることから魚に雷と書くとの説があります。
鯖
解説

マサバ、ゴマサバ等。マサバは40cmほどに成長し、背面から体側にかけて青黒い曲がった線状模様があります。播磨灘北部では巻き網漁や船びき網、定置網漁で漁獲されます。
しめ鯖や塩焼き、味噌煮、押し寿司など様々な調理で食されます。
(写真提供:姫路市)