業務概要

試験研究業務

  1. 新しい養殖技術の開発試験
    • 安定したニジマス全雌3倍体作出など、新しい養殖技術の開発に取り組んでいます。
  2. アユの疾病対策
    • 人間には感染しませんが、近年、アユの冷水病が全国的に流行しています。そこで、この病気や新たな感染症について、河川に放流される前にアユ種苗の保菌検査を行ったり、遺伝子を解析して病気への耐性を把握したりすることにより、県内への持ち込みや拡散を予防し、被害軽減を図っています。
  3. サクラマス・サツキマスの生態の解明
    • 遊漁対象として人気が高まっているものの、県内における生態的な知見が少ないサクラマス・サツキマスに関する情報の聞き取りや、標識放流、遺伝子解析などを行っています。

指導業務

  1. 魚病指導
    • 県内の養殖業者や河川漁業者が持ち込んだ魚の病気を検査し、診断や対策の指示などを行っています。
  2. 養殖指導
    • 淡水魚類養殖についての相談業務や、現地での調査・指導を行っています。

普及啓発業務

  1. 体験学習
    • 小中学生や一般県民の皆さんに淡水魚に親しんでもらい、河川環境を守ることの大切さを知っていただくため、学習会や生物の展示を行っています。