漁業調査船「たじま」業務日記

底びき漁期前調査(平成20年8月4日、21日)

調査目的:隠岐から但馬沖にかけてトロール網による試験操業を実施し、ハタハタ、アカガレイ、ズワイガニ等の分布状況、体長組成等の生物情報を取得すること。またエチゼンクラゲの出現状況についても情報収集する。
調査海域:隠岐~但馬沖に設定したエリア
使用漁具:「たじま」所有の着底トロール網
調査内容:設定したエリア内の観測点付近でトロール網による試験操業を実施し、入網物について魚種別個体数・総重量の計測と、主要種の体長計測、精密測定標本の確保を行う。また操業中・エリア移動中の海表面と、トロール入網物中におけるエチゼンクラゲの出現状況を記録する。

なお、本調査で得られた情報は、「但馬水産技術センターだより」として公表しています。

揚網中

網を取込む作業中も、途中にかかった魚やゴミを払い落とします。

総重量の計測

魚の入ったままの状態で吊上げて計測し、魚を出した空の状態で再度計測します。

コッドエンドの開放

この後、魚種別重量・雄雌の比・体長比などを出して、過去データと照らして海の中の状況を考察します。

水産庁の船舶

8月22日の操業中に確認のため近づいてきた水産庁の取締船です。解禁前の監視活動と見られます。私たち調査船は調査用として「試験研究採補許可」を受けて操業しています。