漁業調査船「たじま」業務日記

混獲防止漁具改良試験(水中ビデオカメラ装着)(平成20年9月24日、12月4、10、24日)

調査目的:エチゼンクラゲや幼稚魚の混獲を防止する底びき網の開発を行う。
調査海域:香住沖(水深100~150m)
使用漁具:着底トロール網(たじま所有)・水中ビデオカメラ(県漁連所有)
調査内容:トロール網にカメラを装着して操業し、改良部位の網成りや網内での魚の動きを把握する。

カメラ位置(その1)

カメラ取付位置について基準となる箇所からの位置(距離)など、各回ごとに細かく記録していきます。

カメラ位置(その2)

過去のデータと回収したテープを確認して調整を繰り返します。海中で網の改修箇所がどうなっているのか、魚の動きはどうなのか。ちゃんと確認が行えるようにです。

水中ビデオカメラ

耐圧ケース内にカメラが入っています。フロート(浮子)により中性浮力に近づけ、網成りに影響しないようにします。

水の中では

写真は揚網(網の巻揚げ)中なので、海底で曳いている時とは若干異なりますがちょうど真中辺りにあるのが水中ビデオカメラ(に付いているフロート)です。

この調査に限った話ではないのですが

網を曳いている時に引っ掛ったり、網を巻き込んでいる時に破れた箇所は、次の投網までに繕います。今回は比較的水深の浅い海域で繰り返しおこないましたので、次の投網までの時間が短く少々焦りました。