漁業調査船「たじま」業務日記

カレイ類幼稚魚発生量調査(平成21年10月16日および21日)

調査年月日:平成21年10月16日・21日
調査目的:漁獲対象になる以前のカレイ類幼稚魚(特にアカガレイ、ヒレグロ)の出現海域や発生量を調査し、今後の資源動向の予測、資源管理、増殖場造成などを検討する上での基礎資料を得る。
調査海域:香住沖(水深150~225m)
使用用具:カレイ稚魚採取用ソリ付き桁網(開口幅1.8m、高さ0.5m、袋網目合34節)
クモヒトデが多数存在する水深200m付近でのカレイ類幼稚魚の採集用に新規設計しました。
調査内容:水深帯別に桁網を1.5knotで10分曳網し、入網物を計数、計測する。入網したカレイ類幼稚魚は胃内容物や耳石を採取、分析する。

投網中

桁全体が海中に入った状態です。
ゆっくりとワイヤーを出していき着底させます。

開口前

桁網が揚がりました。入網物が確認できます。

選別作業

たくさんのクモヒトデが入網しました。小さなカレイ類幼稚魚が対象なので、入念に選別していきます。

結果は・・・

調査対象であるアカガレイ、ヒレグロの幼稚魚を採捕することができました。