漁業調査船「たじま」業務日記

スルメイカ漁場一斉調査

年月日:令和5年7月3日~7月6日

目的:スルメイカの分布状況を把握し、漁況予報および資源量推定の資料とする。

調査海域:香住沖~鳥取沖(参画機関ごとに設定された調査定点)

調査内容:①海洋観測②釣獲試験③生物測定

海洋観測

日中は各調査点の水温・塩分の観測を行います。また透明度板を使って透明度の測定などをします。

パラシュートアンカー

調査地点に着いたら風や潮流から船体の姿勢を保持・安定させるためにパラシュートアンカーを投入します。

イカ釣り機用意

パラシュートアンカーを投入したら釣獲試験の準備をします。イカ釣り機は各舷に3台ずつ付いています。

疑似餌(トンボ)

これは「トンボ」と呼ばれる疑似餌です。1本のラインに20個連結しています。

釣獲試験開始

集魚灯が点きました。操業は20時から翌朝の4時まで行います。

パンチング

釣れたイカの外套背長を計測します。計測したら冷凍保存し、帰港後に精密に測定します。

釣れました!

イカが釣れました。釣れたイカは自動的に針から外れる仕組みになっています。