漁業調査船「たじま」業務日記

操練(非常時)

実施年月日:平成22年07月15日
実施場所:香住漁港東港 調査船たじま
訓練内容:①船体放棄(非常配置表に基づく訓練)
②初期消火訓練
③非常操舵訓練
④救命胴衣訓練

膨張式救命いかだ

訓練と言っても自らの命を守るため真剣に説明を聞いています。この白く丸いカプセルを海中に落とすと自動的に開きます。もし船体から直接切離せなくても水圧がかかると開きます。その中には食糧など必要最低限のものが備え付けられています。

飛距離があります

火災が起きた時の消火訓練です。ホースはコンパクトですが放水にかかる水圧は見た目以上に大きく、長時間一人で持つことは難しいです。

スターボード10度!!

油圧の故障などで舵が利かない場合は、舵機室に入りブリッジからの指示を電話で受け、手動で舵を切ります。写真中央の短いレバーで左右を決め、長いレバーを上下に動かすことで舵の角度が変わります。すぐには変わらないため何度も何度も動かします。

どんな時も焦らず

普段から着用している救命胴衣で海中転落を想定しての訓練です。すぐに膨張し浮くことができましたが予想よりも泳ぎにくいため、無理に泳がず救助を待った方が良いと思いました。