漁業調査船「たじま」業務日記

カレイ類増殖場調査(水平ネットびき・小型桁網・採泥)

調査年月日:平成22年8月14・15・16・21日
調査目的:産卵直後のカレイ類の食性を明らかにするため。
調査海域:浜坂沖(水深150、175、200、225m)
香住沖(水深150、175、200、225m)
使用漁具:「たじま」所有のMTDネット
スミス・マッキンタイヤ採泥器、カレイ類幼稚魚用小型桁網、
調査内容:同一地点で複数の調査を組合せ、海中の各水深層や海底の餌生物および底質などを調べる。

準備完了

各ネットは目的水深が決まっており、間違えないよう順番に並べておきます。手前のネットから入れていきます。

息の合った

ワイヤーを目的水深に合わせて繰出します。ネット取り付け位置で止めて手早く取り付けます。この時は海が穏やかだったためスムーズに行えました。

取り込み

メッセンジャー(錘)をワイヤーに滑らせるよう投入します。しばらくすると海中でネットを取り付けているアングルに当たりネットが外れ、写真のような状態になります。

赤く見えるものは

ネットに付着しているものを海水で洗い流し、底部に集めます。採取したほとんどは動物プランクトンです。この作業を各ポイントで繰り返し行います。

乙女心と

秋になると天気の移り変わりが早いです。左側は晴れていて、右側は雨模様です。

荒れ模様な

この日は特に天候が不安定なため、竜巻が発生しました。離れた場所からでも海水を巻上げていることが確認できました。