漁業調査船「たじま」業務日記

カレイ類増殖場調査…精密測定

調査年月日:平成23年3月2日
調査目的:但馬沖におけるカレイ類の産卵水深や幼稚魚の分布、餌生物の分布などを明らかにし増殖場造成の基礎資料を得る
調査海域:但馬沖(水深150~225m)…3月1日実施
使用漁具:「たじま」所有の調査用着底トロール網(コッドエンド14節)…3月1日実施
調査内容:着底トロール操業において採取したカレイ類の精密測定

前日(3月1日)

写真は水深225m帯での入網物です。この中から対象魚を選別 し、船上で魚種別や成長別に重量・体長などを測定して持帰ります。

持帰ったカレイ類

この日(3月2日)は調査船「たじま」の出航が無かったので、船員が精密測定を行いました。胃や生殖腺(雄なら精巣、雌なら卵巣)を取出します。

0.1グラム単位で

取出した胃や生殖腺を1匹分ずつ計測していきます。

水深175~225m帯では

成熟した個体がほとんどで、まさに産卵期真っ盛りといった感じで す。写真左下は産卵直前の卵巣です。