漁業調査船「たじま」業務日記

沖合定線観測調査

調査年月日:平成23年08月29~31日
総航海距離:357海里(約661km)
調査定点:18点
調査用具:水温塩分計・水温計・透明度板・ノルパックネット
調査内容:①海底または水深500mまでの水温・塩分計測
②透明度
③改良型ノルパックネットによる動物プランクトンの採集(2定点)
調査目的:暖・冷水域における海況の変化を把握し、これらの情報をもとに海況変動の法則性を解析して、主要な水産資源の漁場形成および海況予報に関わる海況の季節的・経年的変動の傾向を予測する。多獲性浮魚類であるイワシ類・スルメイカ・マアジ・マサバ等の卵・稚仔の分布状況や、経年変化を把握すると共に、浮魚類の資源変動を予測するための基礎資料を得る。

CTD

海洋観測(水温、塩分の測定)は、CTDという機器で行います。

500m観測

CTDを定速で水深500mまで下ろし、観測します。

採水作業

CTDに搭載された採水器を用いて、採水を行いました。得られた試水を用いて化学分析やプランクトンの検鏡をします。

24時間

4時間毎に当直を交代し、夜間も休むことなく観測を続けます。