漁業調査船「たじま」業務日記

スルメイカ漁場一斉調査

調査年月日:平成24年7月2日~7月5日
調査海域:兵庫県~鳥取県沖海域
総航海距離:498海里(約922km)
調査定点:17点(海洋観測点)
使用漁具および用具:自動イカ釣機・水温塩分計
調査方法:①海洋観測…海底または水深500mまでの水温・塩分の観測
②釣獲試験(採集試験)…自動イカ釣機を用いてスルメイカの採集
調査目的:日本海で漁獲されるスルメイカ(前年の秋季に発生した群)を対象に、その来遊量および分布状況を把握し、長期漁況予報の資料及びABC(=生物学的許容漁獲量)を算定するための基礎資料を得ることを目的とする(日本海区水産研究所を中核として、関係県で一斉に調査を実施しています)。

汐帆(シーアンカー)用意

汐帆は海底まで下ろすのではなく、紅白の部分がパラシュートの様に開き、風に対して船を平行に保たせることができます。

汐帆(シーアンカー)投入!

これから徐々に開いていき、船が安定します。

点灯!!

集魚灯を点灯しました。いよいよ釣獲試験開始です。

イカ釣機

釣られたイカが針から外れて、流し台を滑ってくる仕組みになっています。

船上測定

釣られたイカは船上ですぐに「大きさ」を測定します。

スルメイカ

100尾の測定を行い、50尾を冷凍保存して持帰り、精密測定を行います。