漁業調査船「たじま」業務日記

新規加入量調査・ズワイガニ漁期前調査

調査年月日:平成25年10月21~22日および23日
調査目的:但馬沖における漁期前のズワイガニ、アカガレイの現存量、性状(サイズ等)の把握。エチゼンクラゲ入網状況の確認。結果を漁期開始前に情報提供。
調査海域:但馬沖から日御碕沖にかけての計11定点
使用漁具:「たじま」所有の着底トロール網
調査内容:調査用着底トロール網による試験操業(3ノット、1.5マイル曳き)を実施し、ズワイガニについては入網した全個体の甲幅を計測。漁期中に漁獲対象「♂は甲幅95ミリ以上の硬カニ、♀はクロコになるもの」とならないものとを判別、アカガレイについては入網した全個体の体長を雌雄別に計測。今回は、入網したカニの一部を標識放流に用いました。

ズワイガニ

多くのズワイガニが入網しました。今年も活きが良さそうです。

標識取り付け

ズワイガニに標識を付け、放流の準備をします。標識の付いたカニが水揚げされた海域を報告してもらうことで、おおよその行動範囲を把握することができます。

放流

ズワイガニを入れたドラム缶をワイヤーで吊るし、海底まで下ろしてからドラム缶を開放します。こうすることで、元気なカニを所定の位置に的確に放流できます。

情熱

海よりも深く、空よりも大きな情熱をズワイガニに注ぎます。情熱を注いだ今回の調査結果は、今月中に公表予定です。