漁業調査船「たじま」業務日記

漁具改良予備試験(水中ビデオカメラ装着)(平成20年3月25-26日)

調査目的:漁具改良を進めていく上で非常に有力なツールとなる水中ビデオカメラについて、袖網から奥袖にかけての網成りや魚の動きを把握するために有効なカメラの装着位置・方法を検討する。
調査海域:香住沖(水深100-150m)
使用漁具:着底トロール網(たじま所有)・水中ビデオカメラ(県漁連所有)
調査内容:トロール網にカメラを装着して操業し、有効撮影範囲などを確認、調整。

最初のカメラ位置決め

最初のカメラ位置は過去の経験上の推測で取付けます。以後毎回揚網後にカメラのテープを回収・再生し映り方を確認して微調整を繰り返します。

水中ビデオカメラ投入の連続写真(上→中左→中右)

耐圧ケースに入っているとはいえ、衝撃を極力避けるために吊上げ用のロープで持上げて網の海中投入にタイミングを合わせます。耐圧ケースに大小7個のフロート(浮子)が付けてあります。これは水中での重量をゼロ(0)にして網の重量配分に影響を与えないようにしています。

網巻揚げ中(カメラ回収中)

ちょうどこの時カメラケースが、こちらを向いていました。照明の上側がカメラ窓です。中には一般的な家庭用のビデオカメラが入っています。