漁業調査船「たじま」業務日記

沿岸定点観測・水質監視調査(平成20年6月2日)

調査日時:平成20年4月7日
調査海域:兵庫県日本海沿岸(豊岡市津居山港内から新温泉町浜坂鬼門埼にかけての沿岸海域)
調査用具:採水器・水温計・透明度板・色カード・水温塩分計
調査内容:①表層水・海面下1mの採水と測温
②透明度・海水色測定
③水質の分析
④観測点9点での海洋観測
調査目的:水質測定計画に基づき定期的に継続して水質調査を実施し、水質の汚濁の状況を常時 監視することにより、海域の水質を保全することを目的としています。但馬県民局環境課の職員が乗船しました。

表層水の採水

写真奥側に見えるバケツで汲み取り、サンプル瓶に移して持帰ります。この時クーラーボックスに保冷剤を入れて温度が上がらないようにします。

海面下1mの採水

写真は採水器の蓋を閉じて、持上げてきたところです。

採水器

写真の左側が上、右側が下で蓋が開いている状態です。この状態で水面下へ降ろして、紐の途中にある錘(メッセンジャー)を落とします。

採水器(開閉機構のアップ)

写真は蓋を開けて保持している状態です。手前に写っている錘(メッセンジャー)が採水器上部を叩きます。その衝撃でツメが外れてスプリングにより蓋が閉まります。