研究員・普及員業務日誌

実験水槽でのアサリを指標とした施肥試験

統計をみると、天然アサリは、1989~1998年までの10年間の平均漁獲量は、約800tでしたが、これ以降激減し、1999~2008年までの10年間の平均漁獲量は約70tしかありません。一方、近年、養殖アサリの生産量は徐々に増えてきていますが、天然のアサリはほとんど漁獲されない状況です。
アサリの減少要因は、エイ等による食害や生息環境の変化等含めて、いろいろな原因がありますが、海の栄養不足もその一つであると考えられます。
このような状況が改善できるのか、水産技術センターの水槽を瀬戸内海と見立て、海への施肥(栄養分を砂中にまんべんなくすき込む)が、アサリの成長に有効かを調査する試験を実施中です。効果発現がなるか、今後の結果が期待されます。